わが家には、リビングのドアを開けてすぐ左手に、2.6畳の小上がり畳コーナーがあります。

約20畳のLDKの一角にあり、壁や扉で仕切られていない、リビングと一体になったオープンな小上がりです。
一般的に和室は、リビングの隣や家の奥まった場所に配置されることが多いかもしれません。
しかし、わが家では独立した和室を設けず、部屋のアクセントや家族が気軽に使えるスペースとして、リビングの一角にコンパクトな小上がり畳を取り入れました。
家づくりの段階では、
「2.6畳では狭くない?」
「小上がりにすると、リビングが狭く見えない?」
「リビングに入ってすぐの配置で、本当に落ち着ける?」
といった不安もありました。
実際に暮らし始めてから2年が経ちましたが、現在は、家族のくつろぎスペースや、家事をしながら子どもを見守りたいときの遊び場など、さまざまな用途で活用しています。
今回は、2.6畳の小上がり畳のサイズ感や高さ30cmの使い心地、リビング入口すぐに配置したメリット・注意点について、実際に2年暮らした感想を交えながらご紹介します。
わが家の小上がり畳コーナーの場所
わが家は、約30坪・3LDKの平屋です。
小上がり畳は、約20畳のLDKに入ってすぐ左手に配置しています。

リビングの一角にありながら、キッチンの正面でもあるため、料理や片付けをしながら畳コーナーの様子を見渡すことができます。
独立した和室ではなく、リビングとつながったオープンな空間です。
そのため、落ち着いた個室として使うというよりも、リビングの延長として家族が気軽に使える畳スペースという位置付けになっています。
2.6畳の小上がり畳|サイズと仕様
わが家の小上がり畳の主な仕様はこちらです。

- 広さ:約2.6畳
- 実寸:縦約245cm×横約175cm
- 小上がりの高さ:30cm
- 畳の色:灰桜色
- 壁面収納:床から浮かせたフロート収納
- 窓:正方形のFIX窓
- リビングとの境界:一部に格子スクリーン
小上がり畳だけを見るとコンパクトですが、リビングと完全につながっているため、実際に過ごしていて窮屈に感じることはほとんどありません。
畳の上で横になったり、子どもと遊んだり、腰掛けて休憩したりするには、十分な広さだと感じています。
なぜ小上がり畳を2.6畳にしたのか
わが家が小上がり畳を2.6畳にした理由は、約20畳のLDK全体とのバランスを考えたためです。
LDKには、畳コーナーのほかにリビング・ダイニング・キッチンがあります。

小上がり畳を広くしすぎると、その分リビングやダイニングのスペースが狭くなり、部屋全体に圧迫感が出てしまう可能性がありました。
一方で、あまり小さくしすぎると、横になったり子どもと遊んだりするスペースとして使いにくくなります。
そこで、LDKを狭く見せず、家族がくつろげる実用性も確保できる広さとして、約2.6畳にしました。
実際に2年暮らしてみても、約20畳のLDKの一角に設ける小上がりとしては、ちょうどよい大きさだったと感じています。
2.6畳には何人くらい入れる?
2.6畳と聞くと、「家族で使うには狭いのでは?」と感じる方もいるかもしれません。
実際のサイズ感としては、座ってくつろぐだけであれば、大人3〜4人程度が入れる広さです。
横になる場合は、大人2人が並んで寝転がることもできます。ゆったり使うなら大人1人、親子でくつろぐ程度なら十分な広さです。

そのほかにも、
- 大人と子どもで積み木やおままごとをする
- 子どもがお昼寝をする
- 大人1人がゆったり横になる
- 家族で腰掛けて過ごす
- 持ち運びできる机を出して作業する
といった使い方ができます。
家族全員が長時間過ごす広い和室ではありませんが、リビングの一角にある、ちょっとしたくつろぎスペースや遊び場としては十分な広さです。
3畳や4.5畳ではなく、2.6畳でよかった?
家づくりでは、3畳や4.5畳の畳コーナーを採用する間取りも多く見かけます。
もちろん、布団を複数枚敷いたり、来客用の部屋として使ったりする場合は、もう少し広い方が使いやすいと思います。
しかし、わが家のように約20畳のLDKの一角に、オープンな畳コーナーを設ける場合は、2.6畳でも十分に使えています。
広すぎないため、リビングやダイニングの広さを圧迫しにくく、部屋全体のバランスも取りやすいサイズです。
また、リビングの一角ではなく、リビング横などの少し奥まった場所に配置する場合でも、
- 子どものお昼寝場所
- 大人1人が横になる場所
- 来客1人が寝るスペース
- コンパクトな家事スペース
といった使い方であれば、2.6畳でも対応しやすいと思います。
ただし、わが家の小上がりはリビングの完全な一角にあるため、実際には来客用の寝室として使用していません。
何畳必要かは広さだけでなく、「どこに配置するか」「どのように使いたいか」まで考えて決めることが大切だと感じます。
小上がりの高さを30cmにした理由
わが家の小上がりの高さは30cmです。
高さ30cmを選んだ大きな理由は、ハウスメーカーの標準仕様で、費用を抑えられたためです。
特注の高さに変更するより価格を抑えやすく、実際に腰掛けてみたときも、大人が座るのにちょうどよい高さだと感じました。
30cmの小上がりは、床に直接座るより立ち上がりやすく、椅子のように気軽に腰掛けることができます。
子どもの着替えを手伝うときや、膝の上に乗せてズボンをはかせるときにも便利です。
また、子どもが小さい時期には、つかまり立ちをしやすい高さでもありました。
高さ30cmで気をつけたいこと
使いやすい高さではありますが、フラットな畳コーナーと違って段差があります。
子どもが小さい時期は、昇り降りや転落に注意が必要です。
わが家では、小さい頃から足から降りるように繰り返し伝えてきましたが、慣れるまでは大人が近くで見守るようにしていました。
また、お掃除ロボットは小上がりの上まで移動できません。
畳の上は別に掃除する必要がありますが、反対に、お掃除ロボットを動かすときの一時的な物置場所として小上がりを使えるというメリットも感じています。

フラットな畳コーナーとは迷わなかった?
わが家では、フラットな畳コーナーはほとんど検討しませんでした。
小上がり畳を取り入れた理由のひとつが、リビングの中に高さの変化をつけ、空間にメリハリを出したかったためです。
フラットな畳コーナーには、床との段差がなく、リビングと自然につながるというメリットがあります。
一方、わが家では、せっかく畳を取り入れるなら、フローリングとは少し雰囲気の異なる空間にしたいと考えていました。
実際に30cmの高さをつけてみると、壁や扉などで仕切らなくても、リビングの一角にひとつの独立した空間があるように感じられます。
リビングと完全に分けるわけではなく、つながりを残しながら畳スペースを緩やかに区切れるところも、小上がりにしてよかった点です。
また、段差があることで、
- リビングと畳コーナーを緩やかに分けられる
- 椅子のように腰掛けられる
- 子どものおもちゃがリビング全体に広がりにくい
- お掃除ロボットを使うときの一時置き場になる
- 和モダンな空間のアクセントになる
といったメリットも感じています。
特に子育て中の現在は、おもちゃが小上がりの上にある程度とどまりやすく、リビング全体へ広がりにくい点も助かっています。
フラットな畳コーナーのような一体感よりも、リビングとのつながりを残しつつ、畳部分をひとつの空間として見せたい方には、小上がりが向いていると思います。
収納付きの小上がりと迷わなかった?
小上がり畳を採用する際、オプションにはなりますが、小上がり部分に収納を付けることもできました。
わが家では検討した結果、収納は付けていません。
主な理由は、
- できるだけすっきりとした見た目にしたかった
- 小上がりの一角に大きな収納を設けていた
ためです。
わが家の小上がり畳はリビングの一角にあるため、収納力を増やすことよりも、できるだけ生活感を抑えたすっきりとした見た目にすることを優先しました。
収納を付けなかったことで、小上がりの立ち上がり部分もシンプルな仕上がりになっています。

立ち上がり部分はクロス仕上げですが、ナチュラルな木目を選んだため、リビングのフローリングとのつながりも自然で、収納なしにしてよかったと感じています。
また、収納については小上がりの一角に大きな収納があるほか、LDKにはキッチン前収納もあるため、現在のところ収納不足で困ることはありません。
とはいえ、もし小上がり下に収納を付けていたら、おもちゃや日用品などの収納場所として便利に使っていたと思います。
そのため、収納付き・収納なしのどちらが良いというよりも、LDK全体の収納量とのバランスで決めるのがおすすめです。
小上がりの近くに十分な収納がない場合は、小上がり下のスペースを収納として活用するのも便利だと思います。
リビング入口すぐに配置したメリット
わが家の小上がり畳は、リビングドアを開けてすぐ左手にあります。
家づくりの段階では、「リビングに入ってすぐの場所で落ち着けるのか」と少し不安もありました。
しかし、実際に暮らしてみると、独立した和室とは違ったメリットを感じています。
リビングのアクセントになる
リビングに入ると、小上がり畳や格子スクリーン、正方形の窓が目に入ります。
小上がりによって床に高低差が生まれるため、シンプルなLDKの中でも空間に変化をつけることができました。

わが家は和モダンな雰囲気の家を目指していたため、小上がり畳がリビング全体のアクセントになっているところも、採用してよかったポイントです。
部屋のどこからでも見渡しやすい
小上がり畳は、キッチンやダイニングから見渡しやすい場所にあります。
わが家では、子どものメインの遊び場は別の子ども部屋に設けていますが、料理や片付けをしながら様子を見たいときには、小上がり畳を遊び場として活用しています。
独立した和室ではなくリビングとつながっているからこそ、子どもも家族の気配を感じながら遊ぶことができます。
小上がり畳を子育てスペースとしてどのように活用してきたかについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。


家族が気軽に使える
扉を開けたり別の部屋へ移動したりする必要がないため、家族が気軽に使えます。
少し横になりたいときや、子どもと遊ぶとき、簡単な家事をするときなど、日常のさまざまな場面で活用できています。
リビング入口すぐに配置したデメリット
わが家では使いやすいと感じていますが、求める畳スペースの用途によっては、この配置が合わない場合もあります。
リビングと一体になったオープンな空間のため、独立した和室のような静かで落ち着いた場所にはなりにくいです。
また、小上がりの上におもちゃや物をたくさん置いていると、リビングに入ったときに目につきやすくなります。
そのため、
- 静かな和室でゆっくり過ごしたい
- 来客を泊める個室として使いたい
- 扉を閉めて生活感を隠したい
- リビングとは完全に分けて使いたい
という方には、リビング入口すぐのオープンな小上がりは向いていないかもしれません。
わが家では、あくまでも部屋のアクセントや家族のくつろぎスペース、子どもの遊び場として採用したため、現在の配置が暮らしに合っています。
小上がりによってリビングが狭く見えない?
小上がりを取り入れる際に心配だったのが、段差や畳コーナーによってリビングが狭く見えないかということでした。
わが家では、圧迫感を抑えるために、畳コーナーを壁や扉で囲まず、リビングとつながったオープンな空間にしています。
リビングとの境界には格子スクリーンを設けていますが、完全な壁ではないため視線が抜けます。

リビングと小上がりを完全に分けず、格子によって緩やかな境界をつくることで、空間を分けながらも狭く見えにくいようにしました。
また、小上がりを2.6畳に抑えたことで、リビングやダイニングとのバランスも取りやすくなっています。
実際に暮らしていても、小上がりによってリビングが狭くなったという感覚はほとんどありません。
格子スクリーンを含めた和モダンリビング全体については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

収納を床から浮かせて広く見せる工夫
小上がり畳の一角には、大容量の壁面収納を設けています。

収納量を確保しながらも圧迫感が出ないように、収納の下を床から浮かせたフロートタイプにしました。
2.6畳というコンパクトな畳コーナーに、床から天井まである収納を設けると、空間が狭く見える可能性があります。
収納を床から浮かせたことで、
- 床面が奥まで続いて見える
- 視線が抜けて広く感じる
- 大きな収納でも圧迫感が出にくい
- 収納下の掃除がしやすい
といったメリットを感じています。
収納の下に余白があることで、収納家具というよりも、壁面の一部のようにすっきり見えるところも気に入っています。

正方形のFIX窓で視線の抜けをつくる
小上がり畳の横には、正方形のFIX窓を設けています。

窓があることで自然光が入り、コンパクトな畳コーナーにも開放感が生まれました。
窓の外にはイロハモミジを植えており、秋には窓越しに紅葉を楽しむことができます。
植栽によって外からの視線を和らげながら、室内からは季節の変化を感じられるようにしました。
また、窓は子どもが手をかけると外を眺められる高さにあります。

窓から外を眺める子どもの後ろ姿を見られるところも、この窓をつけてよかったと感じるポイントです。
FIX窓のため開閉や換気はできませんが、採光や視線の抜け、庭の景色を取り込むための窓として役立っています。
2年暮らして感じた小上がり畳のメリット
2.6畳でも十分に使える
リビングの一角につくるオープンな小上がりとしては、2.6畳でちょうどよかったと感じています。
大人が横になったり、子どもと一緒に遊んだりできる広さがありながら、リビングやダイニングを圧迫しません。
独立した「落ち着く和室」というよりも、リビングの延長として気軽に使える畳スペースとして活躍しています。
子どもの遊び場としても便利
わが家では、子どものメインの遊び場は4.5畳の子ども部屋に作っています。

ただ、料理や洗濯などの家事をしながら子どもの様子を見たいときには、リビングの小上がり畳がとても便利です。
積み木やおままごと、絵本などを小上がりに持ってきて、リビングで過ごしながら遊べるスペースとして活用しています。
また、子連れのお客さんが来たときにも、ちょっとした遊び場として重宝しています。
小上がりは高さが30cmほどあるため、大人は段差部分に腰掛けながら子どもの遊びを見守ることができます。
床に座って一緒に遊び続けなくても、腰掛けた状態で子どもと遊んだり話したりできるので、大人にとっても楽です。
普段は子ども部屋、家事をしながら見守りたいときや来客時は小上がり畳、と使い分けられるところも、リビングの一角に小上がりを作ってよかったと感じているポイントです。
高さ30cmは大人も子どもも使いやすい
30cmという高さは、大人が腰掛けるのにちょうどよく、床から立ち上がるよりも体への負担が少なく感じます。
子どものおむつ替えや着替えをするときにも使いやすく、膝の上に子どもを乗せてズボンをはかせるときにも便利です。
キッチンから見守りやすい
キッチンの正面に配置しているため、料理中でも子どもの様子を確認できます。
子どもが別室で遊んでいる場合と比べ、家事をしながら声をかけやすく、いつでも目が届く安心感があります。
作業や一時置きにも使える
持ち運びできる机を出せば、パソコン作業やちょっとした書き物にも使えます。
また、お掃除ロボットを動かすときには、床に置いてある物を小上がりへ一時的に移動させることもあります。
旅行前の荷造りをするときにも、小上がり畳が役立っています。
高さが30cmほどあるため、床に直接スーツケースを広げるよりも荷物の出し入れがしやすく、準備が楽です。
スーツケースを広げたまま荷物を並べたり、家族分の持ち物をまとめたりできるので、旅行前のちょっとした作業スペースとしても便利に使っています。
2年暮らして感じた後悔・注意点
わが家では、小上がり畳を採用したことに大きな後悔はありません。
家づくりでは和モダンな雰囲気を目指していたため、リビングに小上がり畳を取り入れたいと考えていました。
当初は、リビングの入口すぐにあるオープンな配置について少し不安もありましたが、2年暮らした現在は、家族のくつろぎスペースや子どもの遊び場として活用できています。
一方で、実際に採用する前に考えておきたい点もあります。
- 段差があるため、小さな子どもの転落に注意が必要
- お掃除ロボットは畳の上まで移動できない
- 物を置くとリビングから見えやすい
- 独立した落ち着いた和室としては使いにくい
- 来客用の個室や寝室には向いていない
特に、小上がり畳を「ひとつの部屋」として使いたい方には、わが家のようなオープンな配置は向いていないと思います。
反対に、
- リビングのアクセントにしたい
- 家族が気軽に使える畳スペースがほしい
- 子どものちょっとした遊び場がほしい
- 独立した和室をつくるほどの広さはない
- 和モダンな雰囲気を取り入れたい
という方には、コンパクトな小上がり畳はおすすめです。
まとめ|2.6畳の小上がり畳はリビングの一角におすすめ
わが家の小上がり畳は、約20畳のLDKの一角にある、縦約245cm×横約175cmの2.6畳です。
2年暮らしてみて、リビングを圧迫しにくく、横になったり子どもと遊んだりするには十分なサイズだと感じています。
高さ30cmは、大人が腰掛けやすく、子どもの着替えやおむつ替えにも便利です。
また、小上がりによってリビングに高低差が生まれ、和モダンな空間のアクセントにもなりました。
一方で、リビングと一体になったオープンな配置のため、独立した和室や来客用の寝室として使いたい方には向いていません。
わが家のように、
- リビングの一角に畳スペースを取り入れたい
- 部屋のアクセントになる小上がりがほしい
- 家族のくつろぎ場所や子どもの遊び場として使いたい
- 独立した和室をつくるほどの広さは確保できない
- 和モダンな雰囲気のLDKにしたい
という方には、2.6畳のコンパクトな小上がり畳は使いやすいサイズだと思います。
小上がり畳を検討している方の、広さや高さ、配置を決める際の参考になればうれしいです。


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