トヨタホームで約30坪の平屋を建てた我が家。
家づくりをしているときに悩んだことのひとつが、全館空調や床暖房、太陽光発電を採用するかどうかでした。
どれも暮らしを快適にしてくれる魅力的な設備ですが、我が家では初期費用や将来のメンテナンス費用を考え、採用しませんでした。
一方で、入居前は次のような不安もありました。
「全館空調や床暖房がなくても、冬は暖かく過ごせる?」
「夏にエアコンをつけ続けたら、電気代が高くなるのでは?」
そこで今回は、全館空調・床暖房・太陽光発電なしのトヨタホーム平屋で、実際に夏と冬を過ごした感想と光熱費をご紹介します。
※光熱費は、住んでいる地域・家族構成・料金プラン・気温・生活スタイルなどによって異なります。この記事で紹介する金額は、あくまで我が家の場合です。
我が家の住宅・家族構成
まずは、光熱費に関係する我が家の基本情報をご紹介します。
- 中部地方在住
- トヨタホーム「シンセ・ピアーナ」
- 約30坪の平屋
- 3LDK
- 30代夫婦と子ども1人の3人家族
- ガス併用住宅
- ガス衣類乾燥機「乾太くん」をほぼ毎日使用
- 太陽光発電なし
- 全館空調なし
- 床暖房なし
- 在宅時間は比較的長め
現在、我が家は入居2年目の夏を迎えています。
これまでに過ごした2回の冬と1回の夏の光熱費を振り返りながら、全館空調・床暖房・太陽光発電なしのトヨタホーム平屋で、実際にかかった電気代とガス代をご紹介します。
全館空調・床暖房・太陽光発電を採用しなかった理由
トヨタホームには、全館空調「スマート・エアーズ」をはじめ、快適な室内環境をつくるための設備があります。
家の中の温度差を小さくできる全館空調や、足元から暖められる床暖房には、確かに魅力的だなとも感じていました。
それでも我が家が採用しなかった理由は、将来かかる修理やメンテナンス費用を考えたためです。
もちろん初期費用を抑えたいという気持ちもありましたが、それ以上に気になったのが、将来の修理やメンテナンス、設備の交換にかかる費用でした。
住宅設備には寿命があるため、長く暮らしていくなかで、いずれ修理や交換が必要になる可能性があります。
太陽光発電についても、電気代の削減や災害時の備えになるメリットがある一方で、将来的にはパワーコンディショナーの交換や、パネルの撤去・処分に費用がかかることも考えました。
我が家の場合は設備を増やすより、必要な部屋を個別のエアコンなどで冷暖房するシンプルな方法が、暮らし方に合っていると考えました。
我が家が夏と冬に使用している冷暖房器具
全館空調と床暖房を採用していない我が家では、季節に合わせて一般的な冷暖房器具を使用しています。
冬に使用している暖房器具

- リビング:エアコン、ガスファンヒーター
- 子ども部屋:エアコン
- 寝室:エアコン(入居1年目は夜間オイルヒーター)
- 脱衣室・ランドリールーム:ガスファンヒーター
- 浴室:浴室暖房はほとんど使用せず
なお、我が家では暖房以外にも、ガス衣類乾燥機「乾太くん」を使用しています。
そのため、この記事で紹介しているガス代には、ガスファンヒーターだけでなく、給湯・調理・乾太くんの使用分も含まれています。
冬はエアコンを中心に使用し、寒い朝など短時間で部屋を暖めたいときにガスファンヒーターを併用しています。
入居1年目は、生まれたばかりの娘がいたため、夜間の寝室でオイルヒーターも使用していました。
夏に使用している冷房器具

- リビング:エアコン、サーキュレーター
- 寝室:エアコン
- 子ども部屋:必要に応じてエアコン
- 脱衣室・ランドリールーム:サーキュレーター
*冬同様に、ガス衣類乾燥機「乾太くん」をほぼ毎日使用
夏は、エアコンとサーキュレーターのみで過ごしています。
我が家は在宅時間が長いため、真夏はリビング・在宅部屋(将来の子供部屋の1つ)のエアコンがほぼ毎日稼働しています。
なお、全館空調・床暖房なしで暮らした実際の暑さや寒さ、部屋ごとの温度差については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

入居1年目と2年目|冬(2月)の光熱費を比較
まずは、暖房器具の使用が多かった2月の電気代とガス代を比較します。

入居1年目は娘が生まれたばかりで、夜間の授乳やミルクが多かったため、寝室ではエアコンとオイルヒーターを併用していました。
オイルヒーターは電気代がかかりやすいことも分かっていましたが、空気が乾燥しにくく、寝室全体をほどよく暖かく保てるところが気に入っていました。
入居2年目は夜間の授乳やミルクが減り、オイルヒーターを使わずエアコンだけで過ごすようになりました。
その結果、2月の電気代は次のように変化しました。
- 入居1年目:16,995円
- 入居2年目:9,055円
- 前年との差:−7,940円
気温や電気料金単価なども異なるため、すべてがオイルヒーターによる差とは言い切れませんが、ほかの家電や暮らし方に大きな変化はなかったため、夜間にオイルヒーターを使わなくなったことで、電気代がかなり落ち着いたと感じています。
一方、ガス代は10,943円から11,191円と、ほとんど変わりませんでした。
わが家では冬にガスファンヒーターも使用しているため、光熱費を比較するときは、電気代だけでなくガス代と合わせて確認しています。
真夏の8月の電気代・ガス代

我が家は在宅時間が長いため、真夏はリビングのエアコンをほぼ毎日使用しています。
外出中や涼しい時間帯は止めることもありますが、日中は長時間つけたままの日が多くありました。
小さな子どもがいることもあり、夏は電気代を抑えるためにエアコンを我慢するのではなく、室温管理と体調を優先しています。
そのため、電気代16,078円は、エアコンの使用を控えて節電した金額ではありません。
ほぼ毎日エアコンを使用したうえでの金額としては、個人的には想定していた範囲内でした。
一般的な3人家族の光熱費と比較
我が家の光熱費だけを見ても、高いのか安いのか判断しにくいため、一般的な3人世帯の平均額とも比較してみました。
総務省統計局の2025年家計調査をもとにした、3人世帯の季節別平均額は次のとおりです。

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯|用途分類(世帯人員別)」
※全国の平均額には、戸建て・集合住宅、地域、料金プラン、冷暖房器具など、条件の異なる世帯が含まれています。
3人世帯の全国平均と我が家の冬の光熱費を比較
我が家の入居2年目の2月と、一般的な3人家族の冬の光熱費を比較すると、次のようになりました。

我が家は平均と比べて、電気代が低く、ガス代が高いという結果になりました。
これは、エアコンだけでなくガスファンヒーターを使用していること、ガス衣類乾燥機「乾太くん」をほぼ毎日使用、暖房費の一部がガス代に分かれていることも関係していると思います。
電気代とガス代を合わせた金額では、3人世帯の冬平均より約3,900円低くなりました。
3人世帯の全国平均と我が家の夏の光熱費を比較
続いて、8月の光熱費を比較します。

我が家の8月の電気代は、3人世帯の夏平均より約3,200円高い結果となりました。
電気代とガス代の合計では、平均より約3,400円高くなっています。
在宅時間が長く、真夏はリビングのエアコンをほぼ毎日使用していたことが影響していると考えています。
一方、ガス代は平均と大きな差はありませんでした。
全国平均と比べても、想像していたほど高くありませんでした
家づくりをしていた当初は、太陽光発電・全館空調・床暖房を採用しないことで、夏や冬の光熱費が高くなるのではないかと心配していました。
しかし、実際に2回の冬と1回の夏を過ごしてみると、全国の3人世帯と比べても、電気代とガス代の合計に想像していたほど大きな差はありませんでした。
我が家では、料理や給湯だけでなく、乾太くんやガスファンヒーターにもガスを使用しています。
特に冬はガスファンヒーターを使うため、全国平均と比べてガス代は高めです。一方で電気代は低く、電気代とガス代を合わせると、入居2年目の2月は3人世帯の冬平均を下回る結果となりました。

太陽光なしだともっと高くなると思っていたので、この結果には少し安心しました!
夏は在宅時間が長く、リビングのエアコンをほぼ毎日使用しているため、全国平均より光熱費がやや高くなっています。
それでも、小さな子どもがいるなかで冷暖房を我慢せずに使用した金額としては、我が家では納得できる範囲でした。
もちろん、全国平均には地域や住宅の広さ、戸建て・集合住宅、在宅時間などが異なる世帯も含まれています。そのため単純な比較はできませんが、太陽光発電や全館空調がないからといって、光熱費が極端に高くなるわけではありませんでした。
全館空調・床暖房なしで感じたデメリットもあります
全館空調や床暖房を採用しなかったことに、まったくデメリットがないわけではありません。
全館空調のように家中をまとめて冷暖房しているわけではないため、リビングと廊下、エアコンをつけている部屋とつけていない部屋では温度差を感じます。
また、床暖房のように足元から暖まる設備もないため、冬はエアコンやガスファンヒーターを使う時間が長くなる日もあります。
特に寒い日の朝は、リビングや脱衣室を早く暖めるためにガスファンヒーターを使用しています。
家中どこにいても同じ室温で過ごしたい方や、廊下・洗面所・トイレまで常に暖かくしたい方にとっては、全館空調や床暖房の快適さは大きなメリットだと思います。
家の暑さ・寒さや、全館空調・床暖房なしで暮らして感じたメリットと注意点については、こちらの記事に詳しくまとめています。

必要な部屋だけ冷暖房する方法が我が家には合っていました
温度差などのデメリットはあるものの、我が家では、家中を常に冷暖房するよりも、普段過ごす部屋を必要な時間だけ冷暖房する方法が暮らしに合っていました。
夏の日中は家族が集まるリビング、夜は寝室、冬の寒い朝はリビングと脱衣室というように、生活に合わせて使用する場所を選べます。
使っていない部屋まで冷暖房する必要がなく、家族の過ごし方に合わせて調整しやすいことは、個別の冷暖房ならではのよさだと感じています。
また、トヨタホームの平屋で暮らしてみると、一度部屋が暖まったり涼しくなったりした後は、冷暖房を弱めたり、一時的に止めたりしても、室温を保ちやすいと感じることがあります。
住宅の断熱性だけでなく、日当たりや外気温なども影響するため一概にはいえませんが、冷暖房を止めた途端に暑くなったり寒くなったりする感覚はなく、必要な部屋を快適な状態に保ちやすいと感じています。
まとめ|全国平均と比べても想像していたほど高くありませんでした
今回は、太陽光発電・全館空調・床暖房を採用しなかったトヨタホーム平屋の、夏と冬の光熱費をご紹介しました。
入居2年目の2月にかかった光熱費は、電気代9,055円、ガス代11,191円、合計20,246円でした。
全国の3人世帯における冬の平均は、電気代とガス代を合わせて24,166円です。我が家はガス代が平均より高かったものの、電気代が低く、合計では全国平均を約3,900円下回る結果となりました。
我が家では、給湯や料理だけでなく、乾太くんやガスファンヒーターも日常的に使用しています。そのためガス代は高くなりやすいものの、電気代と合わせた光熱費全体では、想像していたほど大きな負担にはなりませんでした。
一方、8月の光熱費は、電気代16,078円、ガス代3,876円、合計19,954円でした。
全国の3人世帯における夏の平均より約3,400円高くなりましたが、我が家は在宅時間が長く、真夏はエアコンをほぼ毎日使用しています。小さな子どもがいるため冷房を我慢せずに使った金額としては、納得できる範囲でした。
全館空調や床暖房がないため、リビングと廊下で温度差を感じることや、部屋ごとに冷暖房器具を操作する必要があることはデメリットです。
それでも我が家には、家族が過ごす部屋を必要な時間だけ冷暖房する暮らし方が合っていました。
一度部屋が暖まったり涼しくなったりすると、冷暖房を弱めたり一時的に止めたりしても室温を保ちやすく、全館空調や床暖房がなくても無理なく過ごせています。

家づくり中は少し心配でしたが、実際に暮らしてみると「設備を増やさない選択も、我が家には合っていた」と感じています。
太陽光発電を採用していれば電気代をさらに抑えられた可能性はありますが、現在の光熱費を見る限り、採用しなかったことに大きな後悔はありません。
全館空調・床暖房・太陽光発電は、暮らしを快適にしてくれる魅力的な設備です。
一方で、家族の在宅時間や過ごし方によっては、我が家のように一般的な冷暖房器具を使い分ける方法も選択肢になると思います。
これからトヨタホームで家づくりをする方や、全館空調・床暖房・太陽光発電を採用するか迷っている方の参考になればうれしいです。


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