家具や照明を探していると、有名デザイナーが手がけた名作に憧れることがあります。
家具や照明をいろいろと見比べるなかで、特に惹かれたのが、ダイニングチェアでは「Yチェア」、ダイニング照明では「OCTO 4240」でした。
どちらもシンプルながら存在感があり、わが家の和モダンなリビングにも合いそうな美しいデザインに魅力を感じました。
「本物を長く大切に使うのも素敵だな」と思う一方で、やはり気になったのが価格です。
新築時は家具や家電など、ほかにも揃えたいものがたくさんあります。さらに小さな子どもとの暮らしを考えると、高価な家具を購入するのは少し勇気がいりました。
そこでわが家が選んだのが、Yチェアを思わせるNORTEのペーパーコードチェアと、OCTO 4240のような雰囲気を楽しめるペンダントライトです。
今回は、NORTEのビークチェアを約4年間、OCTO風のペンダントライトを約2年間実際に使って感じた、よかった点や気になる点をまとめました。
「本物には憧れるけれど、今の暮らしや予算に合うものを選びたい」という方の参考になればうれしいです。
※この記事で紹介する商品は、正規メーカーが製造するYチェア・OCTO 4240とは異なります。仕様や価格は変更される可能性があるため、購入前に各販売店の商品情報をご確認ください。
リプロダクト品とは?
リプロダクト品とは、一般的に、過去に生み出されたデザインを別のメーカーが再現して製造した商品のことです。「ジェネリック家具」と呼ばれることもあります。
正規品より手頃な価格で、憧れのデザインを暮らしに取り入れやすいことが魅力です。
一方で、正規品とは製造元や素材、仕上がり、保証などが異なり、商品によって品質にも差があります。
そのため、価格や見た目だけでなく、素材やサイズ、保証内容、販売店の説明などを確認したうえで選ぶことが大切です。
わが家では、「本物とまったく同じもの」を求めるのではなく、デザインや価格、わが家での使いやすさを考えながら家具と照明を選びました。
Yチェアに憧れて選んだNORTEのビークチェア
ダイニングチェアを探しているときに憧れたのが、ハンス・J・ウェグナーによってデザインされた「Yチェア(CH24)」です。
背もたれからアームへとつながる美しい曲線と、ペーパーコードのナチュラルな質感が魅力的で、北欧風のインテリアはもちろん、和モダンな空間にもよく似合います。
ただ、正規品は高価なうえ、小さな子どもとの暮らしで傷や汚れを気にしながら使うのも少し心配で、当時のわが家にはなかなか手が届きませんでした。
そのような中で見つけたのが、NORTEのビークチェアです。
ビークチェアは、Yチェアそのものを再現した商品ではありませんが、丸みのある背もたれやペーパーコードの座面など、私たちが好んでいた雰囲気を持っています。
わが家では新居へ引っ越す前の賃貸時代に購入し、現在まで約4年間使っています。
NORTEのビークチェアを4年間使った感想
約4年間使っても傷みが少なく丈夫
わが家が購入したビークチェアは、ナチュラルな色味の木製の背もたれとペーパーコードの座面を組み合わせたタイプです。

賃貸時代から約4年間使用しており、現在は娘が椅子に触ったり、手をかけたりすることもありますが、大きく傷んだり、ぐらついたりすることなく使えています。
ペーパーコードの座面についても、今のところ普段使いで気になるほどの傷みはありません。
小さな子どもがいると、食べこぼしや傷などを心配してしまいます。
本物のYチェアにも憧れますが、子育て中のわが家にとっては、必要以上に気を張らずに使えることも大きなメリットでした。
もちろん使い方やお手入れの方法によって状態は異なりますが、わが家では4年間問題なく使えており、想像していた以上に丈夫だと感じています。
カラーや座面の種類を選びやすい
ビークチェアは、木部のカラーや座面の種類を選べることも魅力でした。
同じデザインでも、選ぶカラーや座面によって雰囲気が変わるため、自宅の床やテーブル、ほかの家具に合うものを探しやすいと思います。
わが家のような木を取り入れた和モダンなリビングにもなじみやすく、北欧風やナチュラルテイストなど、洋風のお家にも合わせやすいシンプルなデザインです。
ビークチェア:木製円卓との相性がよい
わが家では、同じくNORTEで購入した直径115cmの木製円卓と組み合わせて使っています。
ビークチェアの背もたれやアームにはやわらかな曲線があり、丸テーブルの形ともよく合います。
ペーパーコードの座面も木製テーブルとの相性がよく、木の家具が中心のダイニングに自然になじんでくれました。

わが家が使っている円卓のサイズ感や、実際の使い勝手についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

あとから追加した別メーカーの椅子とも合わせやすい
わが家では、新築を建てた際に長野インテリアのダイニングチェアを2脚追加しました。
メーカーもデザインも異なる椅子ですが、どちらも木を基調としたシンプルなデザインのため、一緒に置いても大きな違和感はありません。
ダイニングチェアは、すべてを同じ商品で揃えなくても、木の色やデザインの雰囲気を合わせることでまとまりやすいと思います。
今後、家族構成や暮らし方に合わせて椅子を追加したい場合にも、ほかの家具と合わせやすいデザインは便利です。

OCTO 4240に憧れて選んだペンダントライト
続いてご紹介するのは、ダイニングのペンダントライトです。
新居の照明を考える中で、私たちが憧れていたのが、Secto Designの「OCTO 4240」でした。
木製シェードの美しい曲線と、格子の間から光が漏れるデザインが印象的なペンダントライトです。
特にわが家の場合、ダイニングテーブルがキッチンから独立して置かれているため、テーブル上のペンダントライトはLDK全体の大きなアクセントになります。
そのため、照明選びにはかなり悩みました。
本物のOCTO 4240はとても魅力的でしたが、当時確認した価格は30万円近く。
新築時にはほかにも購入したい家具が多く、わが家にとっては簡単に決められる金額ではありませんでした。
そこで、似た雰囲気のペンダントライトをインターネットで探すことにしました。
しかし、デザインが気に入ってもシェードが小さかったり、わが家の丸テーブルとのバランスが合わなかったりと、なかなか納得できる商品が見つかりませんでした。
そのような中で出会ったのが、インテリアショップ「SUAVE」でリプロダクト品として販売されていたペンダントライトです。

こちらのお店では、OCTO風の照明以外にも、さまざまなデザインの家具や照明が販売されています。
シェードの大きさやカラーを選べるほか、コードの長さについても相談できたため、わが家のダイニングに合わせやすいと感じました。
※商品仕様や選べるサイズ、納品時の状態などは、わが家が購入した当時から変更されている可能性があります。最新の情報は販売店の商品ページをご確認ください。
ペンダントライトの取り付け高さ
ペンダントライトは、同じ商品でも取り付ける高さによって印象が大きく変わります。
低すぎると食事中に圧迫感が出たり、立ち上がったときに邪魔になったりします。一方、高すぎるとテーブルとの一体感がなくなり、照明が小さく見えてしまうことがあります。
わが家では、インテリアコーディネーターさんに相談し、実際の取り付け事例なども確認しながら高さを決めました。
わが家の設置サイズは、次のとおりです。
- ダイニングテーブルの高さ:約70cm
- テーブル天板から照明下部まで:約70cm
テーブルの高さと、テーブルから照明までの距離が、およそ「1対1」になるイメージです。

この高さで約2年間使用していますが、食事中に圧迫感を覚えたり、照明が邪魔に感じたりしたことはありません。
丸テーブルと照明のまとまりも感じられ、わが家にとっては満足できる高さになりました。
ただし、適した高さは、照明の大きさやテーブルのサイズ、使う人の身長、部屋全体のバランスなどによって異なります。
コードを短く加工すると、あとから長さを変更できない商品もあります。
購入前に設置事例を確認したり、施工会社やインテリアコーディネーターへ相談したりすると安心です。
OCTO風ペンダントライトを2年間使って感じたよかった点
部屋のアクセントになるデザイン
実際に設置してみて、まず満足したのが見た目です。
正規品とは、素材や製造方法、細かな仕上がりなどが異なります。
それでも、約3万円という購入価格を考えると、わが家では十分満足しています。
存在感のある大きさですが、格子状のシェードは向こう側が見えるため、圧迫感はそれほどありません。
木を取り入れたわが家の和モダンなリビングにもなじみ、空間のアクセントになってくれています。

ペンダントライト:丸テーブルと照明に一体感が生まれる
曲線的なシェードは、丸テーブルとも相性がよいと感じています。
円卓の真上に照明を配置することで、ダイニングスペースがひとつのまとまりとして見えやすくなりました。
わが家では、ダイニングテーブルをキッチンへ横付けせず、ひとつの家具として独立させて置いています。そのため、テーブルと照明の組み合わせが、LDK全体の中でも目を引くポイントになっています。
来客時に褒めてもらえることも多く、わが家のお気に入りのインテリアです。
点灯すると天井に格子模様が映る
この照明は、点灯したときの雰囲気も気に入っています。
木製シェードの格子を通った光が天井に映り、昼間とは異なる表情を楽しめます。

間接照明と一緒に点灯すると、LDK全体がやわらかな雰囲気になります。
照明そのもののデザインだけでなく、夜に点灯したときの光の見え方まで含めて、取り入れてよかったと感じています。
OCTO風ペンダントライトを使って感じた気になる点
購入当時は自分たちで組み立てる必要があった
わが家が購入した当時、照明は完成した状態ではなく、シェードの格子部分がばらばらになった状態で届きました。
細長いパーツを1本ずつ枠へ差し込み、ボンドで固定しながら組み立てていくシンプルな方式です。正規品とは、素材や製造方法、細かな仕上がりなどが異なります。
それでも、約3万円という購入価格を考えると、わが家では十分満足しています。
最初に箱を開けたときは、「本当に自分たちできれいに完成させられるのかな」と、少し心配になりました(笑)
組み立てには手間がかかりましたが、完成後はパーツが外れたり、シェードが壊れたりすることなく、約2年間問題なく使えています。
仕上がった照明には満足していますが、組み立てが苦手な方は、購入前に納品時の状態を確認しておくと安心です。
照明単体では少し暗く感じる
もうひとつ気になったのが、明るさです。
わが家が購入した商品は、使用できる電球の最大W数が40Wと案内されていました。
購入前には、インテリアコーディネーターさんからも、ダイニング照明としては暗く感じる可能性があると指摘されていました。
実際に使ってみても、このペンダントライトだけでダイニング全体を明るく照らそうとすると、少し暗く感じます。
ただし、わが家のダイニングは独立した部屋ではなく、約20畳のLDKの一角にあります。
リビングやキッチンの照明、下がり天井の間接照明なども普段から一緒に点灯するため、ほかの照明と併用すれば、食事をするうえで明るさに困ることはありませんでした。

一方で、ダイニングが部屋の奥にある場合や、ペンダントライトひとつでテーブル周辺の明るさを確保したい場合には、暗く感じる可能性があります。
購入する際は、ほかの照明と併用できるかも確認しておくと安心です。
リプロダクト品を購入するときに確認したいこと
リプロダクト品や、名作家具に似たデザインの商品は、正規品よりも手頃な価格で購入できることが魅力です。
ただし、商品によって素材や品質、保証内容などが異なります。購入前には、次の点を確認しておくのがおすすめです。
- 商品のサイズ
- 素材や仕上げ
- 完成品か組み立て式か
- 保証や返品について
- 家具の耐荷重
- 照明に使用できる電球
- コードの長さと変更の可否
- 実際の購入者による口コミや設置事例
特に家具や照明は、写真だけでは実際の大きさや素材感、自宅に置いたときの雰囲気が分かりにくいものです。
わが家もペンダントライトを購入する前に、インテリアコーディネーターさんに、この照明をダイニングに設置した場合のイメージ図を作ってもらいました。
大きめの照明だったため少し不安もありましたが、円卓とのバランスや部屋全体の雰囲気を事前に確認でき、安心して選ぶことができました。
正規品との違いも理解したうえで、「価格」「デザイン」「素材」「耐久性」など、自分が何を重視したいのかを考えて選ぶことが大切だと感じています。
まとめ|価格とデザインのバランスに満足しています
今回は、Yチェアに憧れて選んだNORTEのビークチェアと、OCTO 4240のリプロダクト品として販売されていたペンダントライトをご紹介しました。
NORTEのビークチェアは、賃貸時代から約4年間使っています。
現在は小さな子どもがいる暮らしの中で使っていますが、大きく傷むことなく、丈夫さにも満足しています。
シンプルなデザインで、あとから追加した長野インテリアの椅子とも合わせやすく、和モダンなわが家のリビングにも自然になじんでいます。
OCTO風のペンダントライトは、組み立ての手間や照明単体では暗く感じる点があるものの、約2年間問題なく使用できています。
丸テーブルとの相性もよく、点灯したときに天井へ映る格子模様もお気に入りです。
本物の名作家具には、素材や製造技術、長く受け継がれてきた背景など、正規品ならではの魅力があります。
その一方で、わが家では新築時の予算や小さな子どもとの暮らしを考え、価格とデザインのバランスが取れた商品を選びました。
正規品との違いや気になる点も理解したうえで選んだことで、現在も満足して使えています。
Yチェアのようなペーパーコードチェアや、OCTO風のペンダントライトを検討している方の参考になればうれしいです。


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