お家造りにおいて、見た目の印象や住み心地を大きく左右するのが「床材」です🙋♀️
毎日歩く場所だからこそ、デザイン性だけでなく、耐久性やメンテナンス性も考慮して選ぶことが大切です。
この記事では、代表的な床材の種類とその特徴、選び方のポイントをご紹介します。
床材の主な種類と特徴
1. 無垢フローリング(天然木)
構造
天然木材のみを使用したフローリング材。
「無垢(むく)」とは、「混じりけがない」「純粋な」という意味で、合板や複合材を使用せず、木そのものの質感や風合いをそのまま活かした床材のこと🌳
特徴
- 天然木ならではの質感と香り
- 時間が経つほど味わい深くなる
- 断熱性・調湿性に優れる
種類(木の種類(樹種)による分類)
● オーク(ナラ)
- 特徴:堅くて丈夫、重厚感あり
- 色味:やや黄みがかったナチュラルな色合い
- おすすめの場所:リビング、ダイニングなど

● チェスナット(クリ)
- 特徴:耐湿性が高く、虫に強い
- 色味:明るめの茶色で木目がはっきり
- おすすめの場所:和風建築、古民家再生などに人気

● パイン(マツ)
- 特徴:柔らかく温かみのある足触り
- 色味:白っぽく、経年変化で飴色になる
- おすすめの場所:子ども部屋、寝室などに向いている

● ウォールナット
- 特徴:高級感のある濃いブラウン、落ち着いた雰囲気
- 色味:濃茶系で重厚感あり
- おすすめの場所:書斎、モダンな空間に

● メープル(カエデ)
- 特徴:硬くてなめらか、淡い色で清潔感がある
- 色味:白っぽく明るい
- おすすめの場所:北欧風インテリアや清潔感を重視する空間

デメリット
- 価格が高め
- キズがつきやすく、水に弱い場合も
こんな人におすすめ
「自然」「あたたかみ」「本物の質感」を重視したい方には、無垢フローリングは非常に魅力的✨
2.本物の木と人工素材を組み合わせたフローリング(複合フローリング/突板フローリング)
構造
基材(合板など)の上に、薄くスライスした本物の木(突板・挽板)を貼り付けたもの。
下地には強度のある人工素材を使用。
特徴
- 本物の木の見た目と手触りをある程度再現
- 湿度変化に強く、寸法安定性が高い
- 比較的リーズナブルで、施工がしやすい
種類
●突板(つきいた)
0.3〜0.6mmほどの天然木を貼ったもの
●挽板(ひきいた)
2〜3mm程度の厚みがある天然木。
無垢に近い風合い
●シートフローリング
表面が木目柄のプリントシート(これは「見た目だけ木」で、天然木不使用)
デメリット
- 無垢材のような自然な手触りなあたたかみが少ない
- 表面素材が薄いためキズやへこみの部分補修が難しくなることがある
こんな人におすすめ
「メンテナンスの手軽さ」「価格」「機能性」すべてを重視する方にオススメ✨
ちにみに、我が家がメインで採用したのは挽板です!
冬でもそこまで冷んやりした感覚はなく、あったかみがありました。
裸足で過ごしたくなるような肌触りです😃
本物の木の凄さを感じています✨
3. クッションフロア(塩ビシート)
特徴
- 水や汚れに強く、お手入れが簡単
- クッション性があり足腰にやさしい
- 比較的安価
種類
木目調やタイル風、モルタル風やコンクリート風、チェック、大理石調など様々な柄があるため好みに合わせて選ぶことができる。
デメリット
- 高級感には欠ける
- 耐久性がやや劣る場合がある
こんな場所、こんな人におすすめ
「コスパ重視・やさしい足ざわり」を求める人にぴったりの床材。
キッチン、洗面所、トイレなど水回りにぴったり。
4. タイル床
特徴
- 高い耐久性と防水性
- デザイン性が高く、モダンな空間演出に向く
- 冷たさや硬さが特徴
デメリット
- 冬場は冷たく、滑りやすいことも
- 施工費が高くなる傾向
こんな場所、こんな人におすすめ
玄関、屋外テラス、リゾート感を出したい室内空間にぴったり。
タイル床は「デザイン性・耐久性・清掃性」を重視する人にとって、非常に魅力的。
まとめ
床材選びのポイント
- ライフスタイルに合わせる
小さなお子さんやペットがいるご家庭では、キズや汚れに強い素材がオススメ! - 部屋の用途に応じて使い分ける
水回りには防水性の高い素材、リビングや寝室には快適性や見た目の良さを重視など! - メンテナンスのしやすさ
長くきれいに使うためには、お手入れのしやすさも大事なポイント!
床材は、住まいの快適さと美しさを左右する大切な要素です。
ライフスタイルや予算、デザインの好みに合わせて最適な床材を選ぶことで、長く心地よく暮らせる空間が実現します。
家族みんなが安心して過ごせる家づくりのために、ぜひ、床材にもこだわってみてください😊

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