春から夏にかけて、わが家ではレイズドベッドやロックガーデンに、ジニアやセンニチコウ、さまざまな宿根草を植えてきました。
その後、暖地特有の厳しい暑さや強い西日を経験し、猛暑を越えて元気に育った植物と、残念ながら夏越しできなかった植物が少しずつ分かってきました。
今回は、前回ご紹介した春夏の庭の後日談として、9月頃まで育てて分かった暑さに強い一年草・宿根草と、枯れたり弱ったりした植物をご紹介します。
わが家の庭は、南西向きで午後からの西日が強く、夏の暑さが厳しい環境です。同じ暖地や西日が当たりやすい庭で、植物選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
春から夏にかけてのレイズドベッドや宿根草の様子は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

わが家の庭の環境|南西向きで西日が強い暖地
まずは、植物を育てているわが家の庭の環境をご紹介します。
わが家の庭には、主に次のような特徴があります。
- 南西向きで日当たりがよい
- 午後からの西日が強い
- 暖地のため夏の暑さが厳しい
- 植栽スペースが限られたコンパクトな庭
- ロックガーデンは水はけがあまりよくない
- モミジの根元は乾燥しやすい
家を建てた当初は、南西向きなら日当たりがよく、植物も育てやすいのではないかと思っていました。
しかし、実際には真夏の強い日差しや西日は、植物にとってかなり過酷な環境です。
また、ロックガーデンには見た目だけでは分からなかった水はけの悪さがあり、モミジの根元では、大きく育ったモミジに水分を取られて乾燥しやすいことも分かりました。
わが家は植栽スペースが限られたコンパクトな庭です。暑さの影響や、植え付けからまだ日が浅い株が多いこともあり、宿根草は全体的にそれほど大きくならず、コンパクトに育っています。
一方で、株が大きく広がりすぎていない分、限られたスペースでもさまざまな植物を植え、実際の育ち方を試せることは、小さな庭ならではの楽しさだと感じています。
家を建ててからガーデニングを始め、まだ1年目。気になる植物を見つけると育ててみたくなり、本来は秋などの涼しい時期が適している宿根草を夏に植え付けたり、暑い時期に移植したりしたこともありました。
その結果、うまく根付かなかったり、一度弱ってしまったりと、失敗したことも少なくありません。
まだ植物ごとに適した植え付け時期や場所を探している途中ですが、成功した植物だけでなく、暑さで弱った植物や植え付け時期による失敗も含めて、わが家の庭で実際に育てた結果をご紹介します。
暖地の庭で猛暑を越えた植物一覧
今回育てた植物の夏越し結果を、簡単にまとめました。

同じ植物でも、日当たりや水はけ、植え付け時期などによって育ち方は異なります。
ここからは、わが家の庭で実際に育てた様子を詳しくご紹介します。
猛暑でもレイズドベッドで元気に育った一年草
ジニアとセンニチコウは9月まで元気に開花
夏のレイズドベッドには、暑さに強い一年草のジニアとセンニチコウを植えました。
ジニアとセンニチコウは夏の花だけあって、猛暑の中でもぐんぐんと成長し、9月に入ってからも元気に咲いていました。

わが家ではこれまでにもレイズドベッドで草花や野菜を育ててきましたが、地面よりも少し高い位置に植えられるためか、今回も草花の成長がとてもよく感じられました。
植え付けたばかりのころは株と株の間に余裕があったものの、夏の間に大きく成長し、レイズドベッド全体を覆うほどのボリュームに。小さな花壇でも、季節の花をたっぷり楽しめるのはレイズドベッドの魅力だと感じています。
一方で、成長の勢いが強く、次第に茎が伸びて株元が乱れるようになりました。
夏の途中までは剪定をして形を整えていましたが、途中からは手に負えないほど成長し、最終的にはレイズドベッドの中で自由に伸びながら咲いているような姿になりました。
今回植えたジニアは、赤色よりも黄色の花のほうが暑さに強く、元気に咲いていた印象があります。
また、日当たりのよいレイズドベッドの手前側ではたくさんの花を咲かせていた一方、日が当たりにくい奥側の株は少しずつ枯れてしまいました。
同じレイズドベッドの中でも日当たりによって育ち方に差が出たため、夏を代表する花であっても、植える位置は意識したほうがよさそうです。
センニチコウは、暑さに強いだけでなく、咲いた花をドライフラワーとして楽しめた点もよかったです。
ただし、今回植えた背の高い品種は、レイズドベッドの中で大きく育つと茎が周囲へ広がりやすく、まとまりにくさも感じました。
そのため、来年またセンニチコウを植える場合は、限られたスペースでも管理しやすい、背丈の低い品種を選びたいと思っています。
レイズドベッドは草花が元気に育ちやすく、季節ごとの植え替えもしやすい点が魅力です。ジニアとセンニチコウはもう少し気温が下がるまで楽しみ、その後はパンジーやビオラへ植え替える予定です。
猛暑を越えた宿根草・多年草
秋に見頃を迎えたグラス・メリニス
冬になると地上部が枯れたため、最初は株自体が枯れてしまったのではないかと心配していたグラス・メリニス。

しかし、春になると少しずつ新しい葉が伸び始め、9月に入ってからは穂がきれいに立ち上がり、見頃を迎えました。
穂は時間の経過とともに少しずつ赤みを帯び、秋らしい色合いへと変化していきます。
やわらかく揺れる穂と、徐々に赤く染まっていく姿がとてもかわいらしく、わが家のお気に入りのグラスです。
猛暑の中でも大きく弱ることはなく、2年目には株も少しずつ大きくなりました。
生育旺盛だったペニセタム・アロペクロイデス
こちらもグラスの一種で、品種はおそらくペニセタム・アロペクロイデスだと思われます。

外構業者さんにお任せで植えてもらったため、正確な品種名は分かりませんが、こちらはとても生育旺盛で、植え付けから1年も経たないうちに想像以上に大きくなりました。
猛暑でも弱る様子はありませんでしたが、葉や穂が広がりやすく、現在はややまとまりにくい状態になっています。
そのため、この秋に剪定をして株を整えるか、植える場所を見直して植え替える予定です。
グラス類は比較的丈夫で育てやすい一方、品種によってはかなり大きく育ちます。
植え付けるときは、現在の株の大きさだけでなく、成長後のサイズまで考えて場所を選ぶことが大切だと感じました。
日陰で元気に育ったオレガノ・ケントビューティー
オレガノ・ケントビューティーは、モミジの根元の中でも、特に日が当たりにくい場所に植えています。

その環境が合っていたのか、今回の猛暑でも大きく弱ることはありませんでした。
むしろ少しずつ新芽を伸ばし、順調に育っています。
暑さが厳しい時期は心配していましたが、わが家では、強い直射日光を避けられる場所に植えたことで、無事に夏を越してくれました。
オレガノ・ケントビューティーは、洋風の庭だけでなく、モミジの根元など、和の雰囲気がある場所にもなじみやすい植物です。
やわらかな葉色と控えめな花姿が周囲に自然となじみ、和モダンな庭のアクセントとしても取り入れやすいと感じています。
猛暑で花数が減ったエリゲロン
エリゲロンは、真夏の暑さが厳しかったためか、夏の間は花数がかなり少なくなりました。

それでも株自体が枯れることはなく、気温が下がり始めてからは、少しずつ花数が増えてきています。
満開の時期には、小さな花を株いっぱいに咲かせてくれます。
エリゲロンはこぼれ種でも増えやすく、自然に広がるような姿を楽しめる植物です。
小さく可憐な花は周りの植物とも合わせやすく、花壇の縁取りやグランドカバーにもよくなじみます。
真夏は花数が減っても枯れず、涼しくなると再び咲き始めたため、わが家の庭では比較的丈夫で育てやすい宿根草だと感じています。
夏越ししたフロックス・モントローザトリカラー
こちらは、今年新しく仲間入りしたフロックス・モントローザトリカラーです。

7月頃に植え付けたため、真夏の暑さを乗り越えられるか心配していましたが、無事に夏を越してくれました。
斑入りの葉だけでも楽しめますが、春になるとラベンダーブルーの花を咲かせる品種です。
暑い時期に植え付けたこともあり、まだ大きく成長した様子はありませんが、枯れずに夏を越してくれただけでもひと安心です。
今後、冬も無事に越し、来年どのような姿を見せてくれるのか楽しみにしています。
暑さに負けず成長したベロニカ・オックスフォードブルー
ベロニカ・オックスフォードブルーは、低木の足元にあるロックガーデンに植えています。

低木の葉によって少し日陰になる場所ですが、春には鮮やかなブルーの小花をたくさん咲かせてくれました。
石に囲まれたロックガーデンは夏になると暑くなりやすい環境ですが、今回の猛暑でも大きく弱ることはありませんでした。むしろ、茎を地面に這わせながら株が大きく広がり、植えた当初よりもボリュームが増しています。
花壇の縁取りやグランドカバーとして取り入れやすく、花のない夏も葉を楽しみながら、ロックガーデンのすき間を自然に埋めてくれる植物だと感じました。
夏を無事に越したアジュガ・チョコレートチップ
アジュガ・チョコレートチップも、枯れることなく無事に夏を越してくれました。

夏の間に大きく成長した様子はありませんでしたが、葉焼けもそれほど目立たず、比較的丈夫な印象です。
春先になると、株の間から青紫色の小さな花を咲かせます。
わが家では、直射日光が強く当たらない場所に植えたことで、夏も葉焼けしにくく、きれいな葉色を保つことができました。
また、常緑性があり、地域や気候によっては冬も葉を楽しめるのが魅力です。
アジュガは葉色や模様の異なる品種が豊富なので、庭の雰囲気に合わせて選びやすく、半日陰のグランドカバーとしても取り入れやすい植物だと思います。
9月から咲き始めたサルビア・レプタンス(コバルトセージ)
サルビア・レプタンス(コバルトセージ)は、7月に新しく迎えた宿根草です。

暑さが厳しい時期に植え付けましたが、無事に夏を越し、9月に入ってから次々と花を咲かせ始めました。
鮮やかなブルーの小花が、まだ暑さの残る秋の庭を涼しげに見せてくれます。
庭の花が少なくなりやすい時期から咲いてくれるため、秋の庭を彩る宿根草として取り入れやすいと感じました。
一方で、背丈が高くなりやすく、茎も長く伸びるため、株姿を整えるには適度な剪定が必要です。
ある程度大きく育てれば、花壇の後方や庭の境界部分で、自然な目隠しとしても活用できそうです。
真夏に植え付けても枯れず、9月から開花したことから、わが家では暑さに比較的強い印象を受けました。
真夏にも花を咲かせたガウラ・フェアリーソング
ガウラ・フェアリーソングは、真夏の暑さの中でもピンク色の花を咲かせてくれました。

まだ株が小さいため、花茎が大きく垂れ下がるようになり、一度軽く剪定しています。そのため、現在は花数が少なめです。
一般的なガウラよりもコンパクトに育ちやすい品種ですが、株が小さいうちは花茎が倒れやすいように感じました。
それでも、猛暑の中で枯れることなく花を咲かせてくれたため、暖地で夏も花を楽しみたいときに取り入れやすい宿根草だと思います。
これから株がもう少し充実し、花数も増えてくれることを期待しています。
夏に葉焼け・枯れ込みが見られた植物
強い日差しで葉焼けしたヒューケラ
ヒューケラはモミジの根元に植えており、午前中は日陰になる場所で育てていました。

比較的日陰ではありますが、日中の強い日差しや西日の影響で葉焼けし、傷んだ葉を取り除いたため、現在はだいぶコンパクトな姿になっています。
完全に枯れることはありませんでしたが、暖地では、単に「日陰になる場所」というだけでなく、午後の強い日差しや西日を避けられるかどうかも重要だと感じました。
ヒューケラは葉色の種類が豊富で、グリーンや赤、紫、キャラメル系など、庭の雰囲気に合わせて選べるカラーリーフです。
わが家でも、モミジの根元に色を添えてくれる姿はとても気に入っています。
今後は植物の様子を見ながら、強い日差しを避けやすい鉢植えでの管理も検討したいと思います。
夏の終わりに枯れ込んだニワセキショウ
ニワセキショウは、春になると小さな花をたくさん咲かせ、かわいらしい姿を楽しむことができました。

しかし、夏の終わり頃から葉が枯れ込むようになったため、傷んだ葉を切り戻しました。
冬には地上部が枯れることもあるようですが、少し時期が早いようにも感じたため、すぐには抜かず、そのまま様子を見ることにしました。
しかし、残念ながら、その後も元気な姿に戻ることはありませんでした。
同じ庭の中でも日当たりや水はけによって育ち方は変わるため、植えた場所の環境が合わなかった可能性もあります。
暖地で夏越しできなかった植物
夏越しが難しかったティアレラ・スプリングシンフォニー
ティアレラ・スプリングシンフォニーは、地上部が枯れたあとも根が生きている可能性に期待し、しばらく様子を見ていました。

しかし、涼しくなってからも新芽が出てくる様子はなく、残念ながら枯れてしまいました。
ティアレラは比較的涼しい環境を好むため、暖地で西日の影響を受けるわが家の庭では、夏越しが難しかったようです。
一方で、春には白から淡いピンク色へと変化する、ふんわりとしたかわいらしい花を咲かせてくれました。
葉の模様も美しく、花が咲いていない時期にカラーリーフとして楽しめる点も魅力です。
再び迎える場合は、強い日差しを避けられる場所や、季節に合わせて移動できる鉢植えでの管理を検討したいと思います。
夏の移植で弱ったクリスマスローズ
クリスマスローズは7月に移植したあと、地上部が枯れたような状態になりました。

当初は写真のように完全に枯れてしまったと思っていましたが、秋になってから新芽が出始め、少しずつ復活しています。
暑さが厳しい時期の移植は、植物の根に大きな負担がかかります。
今回クリスマスローズが弱ってしまった主な原因も、真夏に移植したことだった可能性があります。
クリスマスローズに限らず、宿根草の植え替えや移植は、真夏を避け、気温が落ち着いてから行うことが大切だと実感しました。
一度は諦めかけた株ですが、新芽が出てきてくれたため、今後も抜かずに成長を見守りたいと思います。
おまけ|9月の家庭菜園
家庭菜園コーナーでは、トマト・ナス・ピーマンの収穫を終え、現在は奥に大葉とネギが少し残っている程度です。

夏野菜のシーズンもひと区切りとなり、少し寂しい雰囲気になってきました。
そこで、秋冬の収穫に向けて新たに種をまきました。

春にうまく育ったはつか大根とベビーリーフを再び育てることにし、今回は新しく、ほうれん草にも挑戦しています。
ただし、今回は再生土を使用していることに加え、土の中からコガネムシの幼虫がたくさん出てきました。
ダイアジノンを使って対策しましたが、無事に発芽して育ってくれるのか、少し心配しながら様子を見ています。
もう少し気温が下がったら、ロックガーデンのすき間にニゲラとワスレナグサの種もまいてみたいと思っています。

どちらもブルー系の花を楽しめるため、春にどのような景色になるのか、今から楽しみです。
まとめ|猛暑を越えて分かったわが家に合う草花
今回は、南西向きで西日が強いわが家の庭で、猛暑を越えた一年草・宿根草と、夏に弱った植物をご紹介しました。
実際に育てた中では、ジニアやセンニチコウ、ベロニカ・オックスフォードブルー、アジュガ・チョコレートチップ、ガウラ・フェアリーソングなどが、比較的暑さに強いと感じました。
サルビア・レプタンス(コバルトセージ)も真夏に枯れることなく成長し、9月に入ってから鮮やかなブルーの花を咲かせています。
一方で、ティアレラは夏越しできず、ヒューケラも強い日差しによって葉焼けしました。
クリスマスローズは真夏の移植後に地上部が枯れましたが、秋には新芽が出て少しずつ復活しています。
同じ「暑さに強い」「半日陰向き」とされる植物でも、西日の強さ・水はけ・乾燥具合・植え付け時期によって、育ち方は大きく変わることを実感しました。
ガーデニング2年目は、今回無事に夏を越した宿根草をベースにしながら、ジニアなどの暑さに強い一年草も取り入れ、季節を通して花を楽しめる庭を目指したいと思います。



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